Interview インタビュー
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- インタビュー ハードウェアエンジニア 中野 あずさ
NAKANO
2017年新卒入社。以来現在まで、電子機器に内蔵されるプリント基板の設計業務を担当。仕様書作成からできあがった基板の動作テストまで一貫して携わるが、特にパターン設計を得意としている。
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学生時代2015
学生時代はコンピュータサイエンスやプログラミングを中心に専攻
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入社2017
MDSソリューションズ入社。CADソフトの操作は入社後に初歩から学習
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現在2022
チーフエンジニアとして、高速通信を伴う大型基板や特殊な材質の基板設計にも携わる
Chapter
01
コミュニケーションの気軽さが
スキルアップの助けだった。
就職活動はモノづくりに携わるエンジニアを目指して幅広い業種を見ていましたが、そのなかで興味を持った会社のひとつがMDSソリューションズでした。面接で初めて訪問したオフィスは少人数ながら居心地がよく、誰とでも話しやすい雰囲気があったことが印象に残っています。またその日に社員さんとともにCADソフトに触れ、これを仕事にしてみたいと思えたことが入社の決め手になりました。
1年目の頃は、基板設計の知識や技術を少しでも早く自分のものにするため“ソフトを使ってとにかく手を動かす”ことを意識していました。エンジニアの仕事は大きく“慎重に考え込む場面”と“考えたことをカタチにする場面”の2つに分かれます。企画や仕様決定といった前者の業務にある程度の経験が必要ならば、まずは後者から慣れて、与えられた要件を確実に設計できることを目指しました。
当時は、周囲の方々が親身になって仕事を見てくれたことも心強かったです。ある時自分が基板設計をしていると、後ろの席にいた先輩エンジニアが「これ、もっとこうした方がいいんじゃない?」と笑顔で教えてくれたことがありました。内心少しどきっとしましたが、そんな距離感で気軽にコミュニケーションを取ってもらえる会社です。
Chapter
02
お客様の話を直接聞き、
最適なアプローチでカタチにする。
仕事のやりがいは当社のエンジニアの特色としても挙げられている通り、1つの案件に対して最初から最後まで対応できることです。手がけた基板を責任もって検査まで行うことで改善点も自分で見つけられますし、何より画面上で見ていた設計図面が実物に変わるさまをリアルに実感できます。反面、各工程の部分的な理解だけでは足りず、基板製作の全体を把握する必要がある難しさは感じますね。
当社では、案件の進行中には、私たちエンジニアがお客様とやり取りを行うことが普通です。お客様が実現したい仕様について直接話をしながら伺うことで、設計のイメージがしやすくなります。納品する基板の用途を改めて確認し、それを踏まえて各部品の望ましい配置などについて細かくすり合わせができるからです。
基板自体について寄せられる要望もさまざまです。「枠内にさえ収めてくれれば」と、設計の裁量が大きい場合は、各部品をどう配置すれば綺麗に組めるかを考えられますし、すでに配置が決められていればその仕様の中でできる最も効率的な引き回しを考えます。一つひとつの案件に対して工夫の余地がありますし、お客様から基板に懸けるこだわりを伺うたび、より良いものを提供したい想いも強くなります。
Chapter
03
働き方も大切にしながら
技術者としての成長を追求できる環境。
1人のエンジニアが案件に一貫して携わると聞くと、業務過多になってしまうと思われる方がいるかもしれません。ですが、実際のところ納期前を除きほとんど残業をしていません。日々のタスクが少ないわけではありませんが、私の同僚を含め“定時の時間内で集中する”という働き方が根付いています。
もし納期直前などでタスクが溜まっている社員がいれば、担当外のエンジニアもヘルプに入る柔軟さもありますね。会社としてもすべての社員に極力残業をさせない方針で、役員やマネージャー陣が私たちの働き方や負担の偏りを常に見てくれているので、安心して働ける環境です。
そんな当社で働くうえで、エンジニアの立場として大切だと思うことが2つあります。ひとつは、未知な仕事を含めさまざまな挑戦をすることに楽しさを見出せること。もうひとつは、お客様の話を自ら聞きながら、より良いモノをつくるための工夫や追求ができることです。
新しい案件が来ると基本的に業務量のバランスを見て差配されるのですが、一方で「自分がやりたい」と手を挙げればすぐに挑戦させてもらえます。そのなかで経験のない仕事や対応に困る場面に出会えば、手を差し伸べてもらえるのがMDSです。周囲のフォローも受けながら、設計者として一連の工程を見渡し、よりお客様に貢献する手応えを得たい方にはピッタリだと思います。